お役立ちマニュアル

お役立ちマニュアル 知識と心構えをバッチリに「これぞ!」という掘り出し物件を見つけましょう。

お部屋探しのポイント
初めての一人暮らしガイド
初めて一人暮らしを始めようとしている方は、これからの生活を思い期待に胸を高鳴らせていることでしょう。

一人暮らしを始めようと思ったときまず考えておきたいことは

お部屋を探し始める前に、
考えておきたい最低限のポイントは4つあります。
まずはこのポイントをきっちり考えておきましょう。
家賃と初期費用
家賃は毎月の固定支出の中で最も大きなものです。
その目安はだいたい収入の3分の1が妥当なところでしょう。
これを超えると生活に余裕が無くなるかもしれませんので、しっかり計画しましょう。
また、初期費用がいくら掛かるかを考えておくことも重要なことです。
一般的には、契約時に敷金(礼金)3ヶ月、仲介手数料1ヶ月、前家賃1ヶ月の
合計5ヶ月分プラス仲介手数料分の消費税に、別途保険料などの諸費用の準備が必要となります。
なかには敷金(礼金)無しや、仲介手数料不要というお部屋もあります。
立地
どの地域に住むのかによっては家賃に違いが出てきます。
市街中心部は家賃も高く駐車場も別借になったりしますが、
郊外だとお手頃な家賃で駐車場込みのお部屋も多くなったりします。
ただし、通勤・通学に公共交通機関を利用する場合は、その費用も含めて考えるようにしましょう。
お手頃なお部屋を決めたと喜んでいても、交通費を考えたら逆に高くなったなんてことにならないように。
間取りと広さ
一人暮らしのお部屋として考えるのなら、ワンルーム、1K、1DKといった間取りが一般的でしょう。
しかし、間取りを考える際に一番重要なのは自身のライフスタイルです。
たとえば料理を作るのが好きであれば、
やはりキッチンはある程度広いスペースを取っているほうが使い勝手もいいでしょう。
逆に、料理はほとんどせず外食などが多いのであれば、小さなキッチンでも構わないので、
その分居室の広いお部屋を選んだほうがいいでしょう。また、荷物の量も重要です。
物が多い人は収納を重視しなければ、後々お部屋の中が物で溢れかえってしまったなんてことに。
まずは、どんなライフスタイルになりそうかを考え、それに合ったお部屋を探すようにしましょう。
引越し時期
いつまでに引っ越すのかを明確にさせておいたほうがいいでしょう。
進学・就職などで期限が決まっている場合は問題ありませんが、親元から独立しようと思い、
希望条件に合ったお部屋があったら引っ越そうかなと考えている場合は、
あれこれ迷ってばかりで、いつまでたっても引越しできないなんてことにもなりかねません。
曖昧なままにせず、期限を決めてお部屋を探しましょう。

お部屋探しの条件は優先順位を決めるのが肝心

お部屋を探す時はこだわりたい条件があれこれ思い浮かぶものです。
しかし、すべての希望が叶うお部屋はそうそうあるものではありません。
当然、お財布の中身とも相談しなければならないでしょう。
そこで、これだけは譲れないという条件から順番付けをしておくと、
お部屋探しが楽になります。
条件について主なものを上げてみましたので、参考に考えてみて下さい。
建物の種別
建物は構造によって、遮音性や耐火性などが変わります。
木造や軽量鉄骨造だと遮音性に難がある場合がありますし、耐火性も高くない場合があります。
鉄筋コンクリート造などは木造などに比べて遮音性も耐火性も高くなりますが、
築年数が経ってくると強度に問題が出てくる場合もありますので、
絶対にこれが良いというものはないのではないでしょうか。
築年数
当然、築年数が浅ければ浅いほど設備の新しいお部屋が多くなりますし、
新しいお部屋ほどお家賃も高めになります。
それに比べて築年数の経ったお部屋なら、同じ間取りでもお家賃が安くなる場合がありますし、
リフォームやメンテナンスがされていれば問題もなく、逆にお勧めといえるでしょう。
階数
女性の一人暮らしなら防犯上2階以上のお部屋がいいでしょう。
しかし、1階部分のお部屋なら階下に音が響く心配がなく、
同じ間取りでもお家賃が安く設定されている場合もありますので、
男性にはこちらがお勧めかもしれません。
フローリング
フローリングのお部屋はオシャレという認識があり、希望する方も多いでしょう。
しかし、人気のある条件ほどお家賃的には安くならない傾向があります。
逆に畳のお部屋は人気が低い分、お手頃なお家賃になっている場合があります。
あえてフローリングを希望せず、畳のお部屋にフローリングシートなどを敷いて使うというのもお勧めです。
セキュリティ
オートロックは防犯上あったほうがいいものですが、周りから見通しの良い上階のお部屋を選んだり、
防犯グッズを利用したりすることで多少はカバーすることが可能ではないでしょうか。
それよりもオートロック付きであることに安心して、居室の窓を開けたままにしておくようなことがあれば、
そちらのほうが心配です。
日当たり
日当たりは南向きが断然良いと考える人が多いでしょう。
しかし、ライフスタイルの如何によってはそうとも言えないものがあります。
たとえば、夜勤のある職種の方にとっては昼間眠らなければならない時間帯に居室に日が入るのは
余り良いとは言えないかもしれません。
また、日中はほとんど部屋いない方にとっても重要な条件ではないかもしれません。
コンロ
自炊を考えている人なら火力の強い2口コンロが使えるお部屋がいいでしょう。
電気コンロが1口付いたワンルームや1Kがありますが、
こういったタイプのお部屋は外食を中心に考える方でないと後々不便に感じてしまうかもしれません。
周辺環境
コンビニや深夜まで営業しているスーパーなどが近隣にあると何かと便利です。
しかし、近過ぎれば出入りする車の音や人の声などが聞こえてしまう可能性もあります。
また、学校などの施設が近隣にあれば色々な音が聞こえてくる可能性もあり、
生活に静かさを求める方は考慮したほうがいいかもしれません。
駐車場
車を持っている人は、当然条件に入れて探すことでしょう。
しかし、駐車場付きのお部屋にこだわらずとも近隣に別借駐車場がある場合も多々あります。
むしろ駐車場無しのお部屋は、その分お家賃がお安くなっている場合もありますので、
徒歩5分圏内に別借で駐車場があれば検討する価値は高いといえます。
ペット可・楽器可
ペットまたは楽器を希望すると、検討できるお部屋はかなり少なくなるでしょう。
ですから、どうしてもペットが飼いたい、楽器を演奏したいと考える人は、何よりもこの条件を一番にしましょう。
その場合、他の条件は切り捨てる覚悟が必要かもしれません。
その他の設備
エアコン、浴室乾燥機、TV付インターホン、カウンターキッチンなど、
いろいろな設備がありますが、どれを優先するかはその人次第でしょう。
しかし、その設備がなければ生活が出来ないというものでもありません。
希望家賃の範囲で出来る限り求めていけばいいのではないでしょうか。

引越しの方法にもいろいろあります。

引越しの方法にはいろいろありますが、
一人暮らしを始める場合に検討できるものを紹介します。
自力で引越し
何かとお金のかかる初めての一人暮らし。
引越しにまでお金を掛けたくないと思っている人向けの方法です。
必要なものは手間と時間。
荷造りから搬出・搬入まで全て自力で行いますので、最低限の費用のみで済ませられます。
ただし、一人では運べない家具類がある場合は、軽トラックなどの手配や手伝ってくれる人を探す必要もあります。その場合、手伝ってくれる人の昼食と飲物ぐらいはお礼としてご馳走しましょう。
引越し業者に依頼
最近は一人暮らし向けの引越しプランもあるようですし、梱包から荷解きまで全て依頼する事もできます。
一人暮らしはしたいけど面倒は嫌いだし、
楽できるならお金が掛かってもかまわないと思っている人にはお勧めです。
それでも、まずは複数の業者に見積りを依頼するのが肝心です。
その中でベストなものを選びましょう。
軽貨物運送業者に依頼
軽トラックなどで近距離の運送を請け負っている軽貨物運送業者の中には、
引越しプランを用意しているところもあるようです。
荷物は少ないし、距離も近い、だけど手伝ってくれる人がいないという人にはお勧めでしょう。
作業員は1名が基本ですので、搬出・搬入は自分も手伝わなければならないでしょうが、
引越し業者に依頼するよりは安くなるでしょう。
ただし、こちらも複数の業者から見積りを取って検討するのが肝心です。